第500号 (09年08月02日)
1/72 Suー27B2シーフランカー
プラモデル復帰後、記念すべき500箱目は、
実在する航空機で一番思い入れのあるSu−27、
西側通称フランカーことロシア語通称ジュラーブリク(和訳:鶴)であります。
17歳の夏、書店でたまたま見かけた航空雑誌にこの機体は載っていました。
写真を見たとき、真夏だというのにすごく寒気がしたことを覚えています。
ただ純粋にこの機体に乗りたい、この機体に乗ったまま空で
燃え尽きることが出来たら本望だ、ぐらいにまで思ったりもしました。
「機能美」というものが、芸術というと少し意味合いが違うので、
「アート」とも呼べる領域に達することを魂の奥底から感じた瞬間でした。
「アート」は単なる芸術という意味合いだけではなく、人間の
造作物全て、人が人として生きていく上で何かを生み出す行い及び
その成果物だと思っています。残念ながら、私の作ったものはそんな領域には
到底達し得ないのですが、ただ、あのときの歓喜が少しずつ形になっていく
プロセスは、現実を忘れるぐらい楽しいものでした。
<全体像> <全体像2>